遅くなりましたが、2010年10月17日に行われた、関東学連新人戦の結果について報告いたします。
例年10月に行われる関東学連新人戦は、新入生にとって他大の選手と競い合い、また知り合う良い大会となっております。
今年の新人戦は、東京都八王子市にある「滝山城址」というテレインで行われました。
「滝山城址」は道が発達し、整備された山であるため、スピードレースになることが事前に予想されていました。
ゴール地区では、昨年度に引き続き応援スペースが設けられ、中間速報をまじえながら、早い時間帯にスタートが設定された上級生の歓声を浴びて新入生はゴールするという演出も図られ、非常な盛り上がりをみせました。
●男子
男子は有力な経験者3人が前評判通り制するのか、あるいは新人が走り勝つのか、注目されていました。
総勢44人の出走者を制したのは、真保陽一(東京大学)です。
東大新人の中でも、スピードと技術の両方を兼ね備え、東大内での期待も高かった選手が、2位に1分半差をつけての優勝という素晴らしい活躍を見せてくれました。
2位には、経験者で一橋大学の 細淵晃平 が入りました。
3分を超える1ミスが大きく響いたものの、他の有力な経験者を抑え、堂々の2位につけました。
3位になったのは、東京大学の 石野夏幹 です。
陸上部上がりの新人で、その走力を生かして今後の活躍が期待される選手です。
4位には、経験者で東工大OLTの山田晋太郎。
5位には、東京大学の 牧野達哉 が入りました。
牧野君は今大会の新人の中で最も低いミス率を記録しており、安定した走りでの入賞となりました。
入賞者の最後の1人となる6位には、村越怜 が入りました。
日本大学から新たにOLKに仲間入りした村越君は、終盤まで1位だったものの、終盤で6分近くの大ミスにより、惜しい結果となりました。
●女子
女子は出走者が21人。うち11人がOLK所属という状況下で競技が行われました。
女子の新人優勝の座についたのは、林梨花(実践女子)です。
OLKの秋会内杯の新人クラスも制している林さんが、他の新人が5分以上のミスを1つはしている中、大きなミスを抑えての優勝となりました。
2位には茨城大学の細野詩穂さん。
3位は津田塾大学の 増山友理子 さんが入りました。
1位ラップを最も取っており、今後の伸びが期待されます。
4位には、桜井晴佳さん(十文字女子)。
かなりの走力を持っており、技術がついてきた時の結果が楽しみな選手です。
5位入ったのは、畝田紀子さん(津田塾大学)。
1ポでのミスが響いたものの、その他のレッグをうまくまとめた結果の入賞となりました。
そして、入賞者の最後の1人は、片桐萌さん(実践女子大学)。
この後にも実践生が7位、8位と続き、勢いを感じさせる展開となりました。
○総括
全ての結果は、以下のリンクからご覧ください。
http://matoba.dip.jp/lapcenter/index.jsp?event=1143&file=1
今年は男女とも入賞者6名中5名がOLKメンバーという、非常に素晴らしい結果となりました。
大学生オリエンティアの減少が叫ばれている中、OLKは人数的にも競技的にも踏みとどまっているように思えます。
今後もこの新人たちを、そしてOLK全体を、ぜひとも応援いただきたいと思っています。
次回は、11/21に「長者屋敷越」(奈良県)で行われるインカレロングの報告になる予定です。
今回大活躍の新人に加え、上級生も今年は男女ともインカレの優勝が期待できると思います。
喜ばしい報告ができるよう、現役生一同頑張ります。
東京大学4年(30期) 山上大智